従来型の証券会社を利用する場合には、証券取引を行う際は電話で証券会社の担当者に売買の依頼を行います。売買の依頼を受けた証券会社の担当者が買い注文または売り注文を行い、売買が成立すると報告してもらえます。
ネット証券会社の注文方法は従来型の証券会社とは異なります。ネット証券会社で売買注文を行う場合には証券会社の担当者ではなく、自分で直接売買注文を出すことができます。証券会社のサイトから自分の口座にログインして、株価ボードを選択します。購入希望の銘柄の株価を表示させます。検索機能を利用して銘柄名の一部を入力して検索ボタンをクリックすると、目的の銘柄を表示させることができます。目的の銘柄を表示させると、リアルタイムで取引状況が表示されます。売り注文と買い注文の金額と数量が表示され、取引が成立すると自動的にリストが更新されます。株価ボードの売り注文と買い注文の金額を見ながら、購入希望金額と数量を決めます。取引を希望する金額と数量を決めたら口座に入金した残高を確認して、注文手続きを行います。買い注文を出す際は、口座に少し多めの資金を入金しておきます。即時入金サービスを利用すればすぐに口座に資金が反映されるので、買い注文を出す直前に入金手続きを行うことも可能です。
ネット証券の注文方法は、ログイン画面後に表示される「注文」機能を利用します。証券会社によって画面のレイアウトや表記方法が異なりますが、注文ボタンまたはタブは目立つ場所に配置されています。注文方法は大きく分けて即時取引と指値取引の2種類がありますが、条件付きの指値取引も利用できます。注文方法を選択してから金額と取引数量を入力します。内容に間違いがなければ注文ボタンをクリックします。即時決済を選択した場合には、一番安い売り注文で購入または一番高い買い注文で売却手続きが行われます。少しでもお得に売買したい場合には、指値取引を選択します。相場よりも少し低い金額で買い注文を出すか、相場よりも少し高めの金額で売り注文を出して、取引が成立するのを待ちます。
取引が成立すると口座内の日本円残高が減少し、資産残高に購入した有価証券が反映されます。自動的に時価で資産残高を確認することができるので口座にログインして資産残高を見れば、保有する株が値上がりまたは値下がりしたのかを確認することができます。
ネット証券では証券会社の担当者に依頼するのではなく、利用者が自分で注文の手続きを行います。ネット取引を利用すれば注文手続きの際に人手を必要としないので、従来の証券会社よりも売買手数料が低く抑えられています。