かつて株取引はほとんどが電話で行われていました。新聞の株価をチェックしたり、営業マンからの情報などで購入したい株を選び、証券会社に電話をかけて購入するのが普通です。取引手数料も高額だったため素人が手を出しにくい世界となっていました。しかし、今は違います。ネット証券が普及したことによって手数料は格段に下がりましたし、ボタン一つで株を購入できるようになって一般の人でも気軽に購入できるようになりました。取引のほとんどがインターネットを介して行われます。
ネット証券は安く簡単に取引ができる以外にも様々なメリットがあります。株の売買を行う上で最も重要なのが現在の株価や値上がり、値下がりの情報です。かつては新聞でチェックする以外になかったのですが、今はインターネット上で簡単に確認できます。無料のものですと15分遅れのデータであったりしますが、証券会社に口座を開いておけばリアルタイムの情報が手に入ります。追加料金がかかることもありますが、デイトレード用の高性能なチャートを利用できることもあります。四季報を無料で見ることができることもメリットです。四季報は分厚くて置き場所にも困るものですが、ネット証券で公開しているものを使えば場所も取らずお金もかからずに使えます。また、捨てる手間がないこともメリットです。
また、多くの証券会社では売買をする上で助けになるセミナーを開いています。初心者向けから熟練者向けまでさまざまなものがあります。現地に出向かなければいけないものもありますが、中には自宅にいながらインターネット上で見ることができるものもあります。ほとんどが無料ですし、セミナーを開催している時間を過ぎても後からすべてを見ることができますので便利です。セミナー以外にも用語説明など初心者向けの読み物も充実しています。
また、プロの投資家の意見が公開されていることもあるのでそれを読むと投資の参考になります。例えば今週はどのような値動きをしそうか、法律の改正があればその影響範囲がどれくらいかなどについてプロの視点から語られています。毎週、毎日公開されていることもあり、じっくり読み込めば勉強になること間違いありません。
ネット証券は利用者が安心して投資ができるように様々な情報を提供しています。これはかつては営業マンがやっていたことですが、今はホームページ上で多くの人が同じ情報を得ることができるようになっています。このような情報を投資をする上で参考にするのもネット証券の活用法の一つです。
