消費者金融やクレジットカード会社の多くはCICに加盟しています。
クレジットカードなどの支払いで延滞をすると、個人信用情報に傷がついてしまいます。
しかし、すべての個人情報が見られるというわけでもありません。
消費者金融と契約をすると、住所、氏名、勤務先などの個人情報は登録がされます。
さらに、カードローンの限度額がいくらなのかといった契約情報も登録がされます。
これらの項目は見られても特に不利になるポイントではないでしょう。
大切なのは、毎月の支払い記録などとなります。
CICでは毎月の支払い記録が24ヶ月分残っているようです。
「先月に延滞をした」といった情報が見られるだけではなく、「1年半前に延滞をした」といったように、かなり前の記録についても見られてしまうということです。
しかし、24か月分しか記録されないので、クレジットカードの場合なら2年より前の記録はすでに押し出されて消えているはずです。
カードローンの場合ですと、借金を完済したら解約をしてしまうことも多いでしょう。
借金を完済して解約をすると情報が更新されなくなるので、最大で7年前の延滞記録が見られてしまうということに注意をしておきましょう。
延滞をせずに良好な利用をしている人はこのようなことはあまり気にする必要がありません。
もしも延滞をしてしまったら、カードをすぐに解約せず、そのまま利用をしたほうが賢いやり方です。
延滞をした翌月から24ヶ月間健全な支払いを続けたらCICから延滞の記録は消えます。
カードを解約せずに、そのまま支払いを続けるようにしましょう。
もちろん、利息というデメリットもあるので、どちらを選ぶべきかはケースバイケースとなります。住宅ローンのように大切なローンの審査が控えている場合には、延滞の記録を消すことを優先すべきでしょう。
CICに加盟をしているのは主に消費者金融やクレジットカード会社です。
銀行カードローンなどを持っている人は、情報は記録されていない可能性も高いです。
しかし、銀行カードローンでも保証会社は消費者金融や信販会社となっていることが多いです。
保証会社がCICに加盟をしていたら、審査の時に影響するでしょう。
また、銀行カードローンが払えなくなって保証会社が代位弁済をすると、いわゆるブラックリストにのってしまいます。
個人信用情報には住所、氏名、勤務先などの個人情報が残っていますが、基本的にはマイナスになるものではありません。
クレジットカードやローンを利用していても、延滞をせずに良好な利用をしていたらむしろプラスの材料になります。
住宅ローンの審査では消費者金融を利用していると影響するという噂もあります。
消費者金融を過去に利用していても延滞をしていないならばそれほど不利にはならないと思われますが、影響する可能性はゼロではありません。
住宅ローンのような大切なローンの審査の1年以上前からは、金利が高いところからはお金を借りないように気をつけておくのがよいでしょう。