銀行系消費者金融について掲載しています。

消費者金融は貸金業法と呼ぶ法律に基づき営業を行っている金融業者の総称です。

貸金業法の中には年収の3分の1を超えた貸し付けを禁止する総量規制があるのが特徴で、銀行の場合は総量規制適用外になるため、融資申し込み者の返済能力がある場合には年収の3分の1を超えた融資を行う事も出来るなどの違いがあります。

消費者金融には大手の会社や中小の会社などがありますが、大手の会社の場合、銀行の傘下になっている銀行のグループ会社になっているケースがあります。

貸金業法が改正された際に、出資法の上限金利が利息制限法の上限金利まで引き下げが行われ、改正前に適用が行われていたグレーゾーン金利は法律違反などの理由からも、利息制限法の金利を超えた貸し付けが禁止されました。

利息制限法の上限金利は10万円などの場合であれば20.0%になりますが、改正前の出資法の金利はこれをはるかに超えるものであり、グレーゾーン金利により従来の消費者金融は多くの利息を取る事が出来たわけです。

法律が改正された事で、利息で儲ける事が出来なくなった小さな会社は破たんするなどで消え去るケースも少なくありませんでした。

大手の消費者金融などの場合は、銀行の信用保証業務を行うなど銀行の傘下に入る事で、利益を生み出せるようになったのです。

銀行のグループ会社などからも、こうした金融業者の事を銀行系消費者金融などと言われています。

銀行系消費者金融の特徴には、同系列に銀行があり、その銀行の信用保証業務を行っているなどがあります。

信用保証業務とは、無担保融資における保証を行う会社の業務であり、お金を借りている人が返済出来なくなった時に債務の支払いを申し込み者に代わり、銀行への返済を行うなどの業務になります。

大手の消費者金融などの場合は、グループ銀行の傘下に位置付けが行われているため、無担保ローンの中でも人気を集めているカードローンやフリーローンの保証会社になっているケースが多くあります。

こうした金融会社の事を銀行系消費者金融と呼ぶわけです。

中小の会社などの場合は、自社ですべての業務を行うの対し、銀行系消費者金融の場合は銀行との連携を図っているなどの特徴もあります。

例えば、無人店舗に設置が行われている自動契約機は、会社の無人店舗だけでなく銀行のローン契約コーナーにも設置が行われているケースが多くあります。

ローン契約コーナーや自動契約機は、カードローンなどの申し込みや契約を結ぶ時に利用する専用の端末機で、土日や祝日でも営業している、営業時間についても実店舗窓口よりも遅い時間帯まで営業している、自動契約機を使うとその場でカードローンで利用する専用カードを受け取る事が出来るなどからも注目を集めています。

こうしたサービスを提供しているのが銀行系消費者金融の特徴とも言えましょう。

また、銀行系消費者金融は中小の消費者金融とは異なり、全国規模で店舗展開を行っているなどの特徴もあります。

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