お金を借りるという場合、大きく2つに分けることが出来ます。
それが消費者金融と民間金融とも言われる銀行です。
両者は以前は大きな違いがあったのですが、最近はその違いはほとんどなくなっています。
総量規制とは
そのような中で、最も大きな違いとして挙げられるのが「総量規制」の対象となっているかどうかということでしょう。
総量規制は貸金業者を対象としている規制であり、対象となっているのは貸金業者のみです。
そのため、銀行はその対象とはなりません。
総量規制の内容としては、消費者金融などの貸金業者が利用者に貸すことが出来る金額が
利用者の年収3分の1以下
で無ければならないということです。
例えば、年収600万円であった場合、借りることが出来る最高金額は200万円という事になります。
ただし、これはあくまでも上限金額であり、ほとんどの場合はこの金額の7割から8割程度を上限としているようです。
そして、この金額は1社ではなく、複数社からお金を借りる場合の合計金額となります。
キャッシング枠も総量規制に組み込まれる!?
さらに、クレジットカードに付帯されているキャッシング枠も加味されますので、借りているかどうかは別にして、キャッシング枠の金額は借入可能枠として考えられますので、キャッシング枠が50万円であった場合、実際に借りることが出来る金額は150万円が上限となりますので、注意が必要です。
総量規制は年収が借入上限金額の基準となります。
その為、キャッシングの申し込みをした人に収入がない専業主婦などの場合は借りることは出来ません。
収入がなくてもキャッシングを利用できる!?
年収の3分の1以上の金額を借りたい、専業主婦だけどお金を借りたいという場合の受け皿となったのが、民間金融機関である銀行です。
銀行は貸金業者ではありませんので、当然のことながら貸金業法の対象ではありません。
その為、収入がある人に比べると借入上限金額は少なくなりますが、専業主婦でも利用することが出来ます。
また、同じ金額を借りた場合には銀行のほうが金利が低く設定されていることが多いようです。
銀行というと、審査が厳しいというイメージを持っている人も多いかもしれませんが、特に地方銀行の場合は申込者を限定しているということもあり、柔軟な対応をしてくれることが多いようです。
大手消費者金融の場合は申し込みをしたその日の内にお金を借りることが出来る即日融資に対応している場合がほとんどですが、銀行の場合は即日審査に対応しているところはありますが、即日融資に対応しているところは多くはありません。
銀行にもよりますが、申込みをしてから実際に融資を受けるまで数日を要するという場合も珍しくはありません。
その為、すぐにお金を借りたいという場合には、消費者金融がオススメです。
借入限度額は総量規制の対象であるかどうかも関係していますが、銀行のほうが多額の融資を受けることが出来る傾向にあります。
また、借りる金額が多くなればなるほど金利が低く設定されていますので、お得に借りることが出来ます。