新たな道

投資初心者がわかっていない株式の知識と投資のやり方

8つのステップで気付けば資産が10倍以上に増やせる方法

株式投資という言葉は聞いたことがあっても、多くの人の投資のイメージとして、「難しそう」とか「よくわからない」といったことが先行してしまっているようです。

株式投資を始めたいのに躊躇してしまっているのはもったいないことです。

なぜなら、株式投資は、それほど難しいものではないからなのです。

もちろん専門知識が必要だったり、高いリスクのある投資もありますが、基本的な株式投資は、初心者の方でも気軽に参加できるようになっています。

そこで今回は、本書で、株式投資の基本的な仕組みや始めるにあたっての注意点などを8つのステップに分けて紹介し初心者の方に、株式投資を始めてもらえるように工夫しました。

本書が、多くの方にとって、少しでも株式投資の楽しさ、そしてどのような点に投資の怖さがあるのかを理解いただき、投資の一歩を踏み出せるようになっていただければ幸いです。

株式投資とは?

疑問

このStepでは、そもそも株式投資って何なのかということを説明します。

株式投資は、一般的には、取引所に上場している企業の株を売買することです。企業が、取引所に上場するためには、一定の条件があリます。

一定の基準を満たした企業は、取引所に上場することができ、取引所で投資家から資金を集めることができ、私たち投資家は、どの企業に自分の資金を投資するかを選ぶことができます。

株式の値段は、株価と呼ばれます。取引所で取引が行われているため、株価は日々変動します。

私たち投資家は、どの企業に投資するかを選ぶことができます。株価の値段は、企業の業績の変動によっても変動します。

なぜなら、業績が良いときは、多くの人はその企業に投資したいと思うので、株価は上がり、逆に悪いときは、投資家が、その企業への投資をやめようと思って売却するので、株価が下がります。

後でも述べていますが、株式投資を行うメリットとしては、2つあり、1つは、売却益です。

株価が安い時に購入し、高くなった時に売却してその差額を儲けに充て利益を得る方法と、2つめは、株式の保有期間に得られる配当などの分配金です。

一定期間株式を保有することで配当金を得る方法があります。

言葉で書くとなんとなく難しい感じになるかもしれませんが、車の運転と同じで、ルールを覚えてしまえば基礎的な株式投資は難しくありません。

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株式の仕組み

相場の流れ

(1)そもそも「株式」とはどういうものなのでしょうか?

企業が事業を大きくする場合には、投資資金(先行投資)が必要です。

そのため、企業は、資金調達の手段の一つとして、株式があります。

出資者(投資家)は、企業の発行した株式を買い、企業は、出資者のお金で資金を調達します。

その調達の場は、日々株式の売買が行われる取引所になります。

企業の方は、取引所に上場することで、資金調達が容易になり、知名度や信頼度も上がるというメリットがあります。

また、出資者(投資家)はその株式を保有することで企業の利益の一部を「配当金」で利益還元を享受できたり、「株主優待」などを提供している企業もあり、出資した会社のサービスや商品を受け取ることもできます。

(2)株式投資におけるメリット

①売却益(キャピタルゲイン)

キャピタルゲインは、名前の通り、売却した時に得られる利益です。株式を購入した金額よりも高く売却するとその差額が収益となります。

反対に、購入した時よりも安い値段で株式を売却すると損失になります。また、売却する時には、購入した金額だけでなく、売買にかかった手数料なども費用として計算する必要があります。

当たり前のことのようですが、株式投資を始めた頃は、買った株式が値下がりすると、このまま保有していてよいか不安になり、売却すると損が出るのにも関わらず、売却する人がいます。

②配当金(インカム・ゲイン)

株を保有することで、企業が得た利益を配当金という形で、株主に還元されます。配当金は、企業が得た利益の一部が株の保有者、つまり出資者である株主に支払われるもので、ほとんどの企業は年に1回、もしくは2回配当を行っています。

しかし、業績に左右されるので、必ずしも配当が出るとは限らないですし、逆に、記念配当といって、会社の周年記念などで増配などが行われる場合があります。

③株主優待

株主優待は、企業が株主に対して、自社の商品やサービスなどを贈呈することです。

その企業の商品が好きな人には、嬉しいサービスですし、企業としては、安定した株主(株を長く保有してもらえる)を増やすメリットもあります。株主優待は、日本株独自の形態です。

株式投資を始めるのに必要なこと

疑問

(1)株式投資の最低購入金額はいくらになるのでしょうか。

投資を始めるにあたって大切なことは、資金準備ですが、最も大切なのは、余裕資金で行うことが大切です。

株式の購入資金は、銘柄によって異なります。数万円から数百万円まで様々です。そのため、自己の余裕資金の中でよく考えて購入することが大切です。

株式は、売買単位があり、購入する株価×売買単位が購入する価格になります。

売買単位は、銘柄によって異なり、まれに売買単位が1株や1000株単位のものもあります。

このように、売買単位が、バラバラだとわかりにくいということもあり、取引所では、徐々に株式の売買単位を100株単位に進めています。

そのため、株式の多くの売買単位は、100株単位になっているのでほとんどの株式は100株単位になっています。

株式を購入する場合の計算は、「株価×1単元(最低購入株数)」です。

例えば、みずほファイナンシャルグループの株式を購入しようとした際、仮に株価が143円(2020年9月2日時点)だった場合、単元株数が100株なので14,300円程度で購入できます。

一方、オリエンタルランド(東京ディスニーランドを運営)の株式の場合は、株価14,065円(2020年9月2日時点)で単元株数が100株なので1,406,500円になります。

このように銘柄によって最低購入金額はかなり違ってきます。

(2)株式の購入の流れ

実際に、株式を購入する場合どのようにすればよいのか。

証券会社に、口座を開設する必要があります。

昔は、株式を購入する場合には、証券会社の営業マンに頼む必要がありましたが、株の手数料自由化やインターネットの普及に伴い、インターネットを利用し、自分自身で、自由に取引を行うことが可能になりました。

今は、株の取引は、自分で行うのが普通で、AIなどの人工知能ロボットにアドバイスをもらって投資することもできます。

①証券会社を探して口座開設手続きを行う

証券会社といっても形態は様々です。

大手証券会社でもネット取引もできるようになっています。

ネット証券会社は、ネット専業なので、店舗はありません。

証券会社を探す時のポイントとしては、手数料、サービス(商品のサービス)そして、自分で取引する場合は、各デバイス(PCやスマホ、電話取引など)の使いやすさなども考慮する必要があります。

②口座に購入金額を入金する

口座開設が完了したら、購入資金の振込先が証券会社から通知されます。

ご自身でインターネットを通じて発注する場合は、先に振り込みする必要がありますので、購入資金の振込みを行います。

その際に、株価は常に変動するため、購入資金プラス手数料の他、余裕を持って振り込みをすることをおすすめします。

③銘柄を選ぶ

ここが一番迷うところだと思います。

誰もどの株が、将来値上がりするのかは分からないからです。

後ほど銘柄選びの参考となるファンダメンタルなどのことも紹介しますが、一番は、ご自身にとって身近な企業や好きな商品などから考えてみではいかがでしょうか。

例えば自身が使っている商品の企業などの銘柄、後は株主優待や配当利回りなどが高い銘柄なども参考になると思います。

④注文を出す

買いたい銘柄が決まったら注文にすすみます。

注文方法は、いくらでもよい、相手方の値段に合わせる「成行注文」と値段を決めて注文する「指値注文」があります。

⑤取引成立

売買が成立することを約定(やくじょう)と言います。

しかし、この日に精算が行われるのではなく、実際は、受渡日(うけわたしび)におこなわれます。

今は、インターネットですぐに計算結果が出るので、画面上では、買った株式がすぐ保有されていて、購入金額も引き落とされていて、あたかもすぐに精算が終わっているようにみえますが、実際は、約定日より起算して3営業日後に決済が行われます。

これはすごく重要なことで、特に配当などを得る場合に、購入する日を間違えると配当がもらえないこともあります。

(3)株の売り時

多くの人が、株の売り時に迷います。

これは、長年株式投資を続けている人でも難しいポイントなのです。

なぜなら株価が上がっているときは、まだもっと上がるだろうと思い、ついつい欲を出したせいで、売り時を逃してしまったり、逆に、株価が下がっている時は、不安になってくるので、ついつい売って別の銘柄を購入し、損を取り戻したいと考え、損していても売ってしまったりします。

安値で買って高値で売却(投資では、底で買って、てっぺんで売るとも言いますが)するのはベテランでも難しいため、初心者の場合は、長期保有を心がけ、売るときは、欲を出さずに、ある一定の含み益が出たら売却のサインとみてもよいと思います。

また、慣れてきたら、ご自身で、買う時、売る時のルールを決めて投資するのも一つの方法です。

ルールを決めておくと、何があった時でもブレずにすみます。

また、今は、外部環境に大きく左右されることも多いので、ルールを決めるだけでなく、状況に応じて、そのルールも変えていく必要があります。

例えば、保有している株式の株価が、購入した価格から1割上がったら、もしくは下がったら売るというルールを決めておいたとしても、未曾有の災害などが発生した時は、どの株も全部売却しないといけなくなってしまいます。

そういった、株価下落の要因が、外部環境なのか、それともその株式の企業に関連する問題なのかも売買の判断を見極める必要があるのです。

(4)銘柄の選び方

次に、銘柄の選び方について説明します。

株式投資の基本は、長期保有です。

成長性のある株を安く購入し、長期で保有することで、高く売却できる可能性が高くなります。

銘柄を選ぶときは自身の購入する株が今後値上がりする(成長する)かどうかを見極めることが重要になってきます。

①自身にとって身近な企業を選ぶ

といっても初心者にとって、どの企業が成長する見込みがあるのか見当もつかないという人もいると思います。なので、最初は、ご自身にとって身近な企業を考えてみてはどうでしょうか。

例えば、自分が利用している、もしくは知っているとか興味がある企業などであれば、おのずとその企業の事業内容について、知りたいと思うでしょうし、もうすでに知っていることも多いはずです。

②インフラや生活に根差している企業を選ぶ

インフラ系や食品などの企業は、私たちの生活に欠かせない商品やサービスを提供しています。

多少、景気の変動があったとしても、私たちにとって必要不可欠となるため、事業を継続する必要もあります。

特に長期で保有する場合には、今後も事業を継続できる可能性が高い会社を選ぶということもポイントの一つです。

③業績から企業を選ぶ

業績が、伸び続けている企業や成長しそうな企業は、株価も上昇していくと思う人が多くなるので、みんなが買いたいと思い、株価も上がっていきます。

そうすると企業は、その資本で、設備投資をしたり先行投資ができて、事業を拡大させ、業績をあげることができるという良いスパイラルができます。

そういった企業をどのように見つけたら良いのか。業績や財務状況などを投資の判断材料としたり、企業の現在の株価が割安か割高かを分析する方法は、様々な指標によって表されています。(Step6ファンタメンタルズ分析に詳細を載せています。)

「ファンダメンタルズ分析」とは、企業の基礎的な要素、条件などから投資判断を行うことを言います。

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株式投資を上手く行うには

(1)株式投資は、余裕資金で運用する

投資は、長期的に行うものです。

短期で稼ぎたいという投資方法は、投資ではなく、投機と言われます。

特に、株式投資は、時間を味方につける必要があります。

最近は、少額でも投資ができるような仕組みがありますので、株式投資は余裕資金で少額からでもよいので、早くはじめて、長く運用することが成功するコツです。

早く儲けて楽をしたい、生活を潤したいなどと、一か八かで生活費まで株式投資につぎ込んで取引をする人もいますし、実際そうやって成功した人もいるかもしれません。

しかし、そういった成功する人はまれで、そのような投資は、破綻する可能性が高く、実際多くの人が、そうやって何百万、何千万を失っているのも事実です。

株式投資で、なんとかして儲けたい、生活したいとなると常に、株のことばかりが気になってしまい、他のことが手につかなくなってしまっては、幸せな生活とはいえません。

株式投資は、余裕資金で、長く細く増やしていくというスタンスではじめると続けやすく、運用も上手くいく可能性が高くなります。

(2)楽しみながら投資を行うことで得られること

何事でもそうだと思いますが、楽しいと感じていることは苦になりません。

株式投資も同じで、資産を増やすことが目的ですが、企業に投資をするので、どうせなら、自身の好きな商品や使っているサービスを提供している企業、興味のある業種に投資をしたり、欲しいなと思っている株主優待が付いている企業などに投資してみてはいかがでしょうか。

なぜなら、実際に、株式を購入することで、その企業の関心がより高くなり、業績や新商品が出たら、売れ行きなども気になってくるはずです。

そして、企業の業績が気になりだすと、経済や景気の動向などについても気になるようになります。

実際に、株式投資を行うことで、経済の仕組みを改めて勉強する人も多くいます。

株式投資をすることで、経済や海外の動向なども興味や関心を持つようになり、自分の視野も広がるはずです。

(3)自身の投資スタンスを確立する

最後に、何度も繰り返しになりますが、株式投資の基本は、長期保有です。

しかし、これも人それぞれ投資スタイルは様々なので、様々な投資方法を知り、自身の投資スタンスを確立するということも重要になってきます。

長期投資が基本でも、一時的に、短期的な利益獲得を狙いその日のうちに売買を完了させるデイトレーダーのような投資方法も取り入れたりすることもあるかもしれませんし、株を購入したら、配当金を受け取るだけで、売買をしないという方法もあります。

運用方法は、売買利益配当金どちらを重視するかによって選ぶ銘柄も変わってきますし、リスクの許容度によっても変わってきます。

自身の投資の条件や運用方法によって、投資スタンスも変わります。

口座開設と注文方法

資産運用

(1)ネット証券の口座を開設しよう

ほとんどの証券会社では、すでにインターネットで取引ができるようになっています。

ただ、少額から取引をはじめたい初心者にとっては、ネット専業と呼ばれるネット証券で開設する方が、手数料が安くて取引ができるので、よいかもしれません。

(2)口座を開設できる際の注意

証券会社での口座開設は、口座開設基準を満たしていれば問題ありません。

日本に住所があり、本人が開設するのであれば、無職の方でも口座の開設は可能です。

<未成年の場合は親権者・後見人の口座が必要>

証券会社の口座開設は、インターネットから気軽に手続きすることができますが、未成年については、開設ができない場合もありますので、事前に証券会社へ問合せする必要があります。

通常の口座開設の場合には20歳以上という条件がついています。

しかし、20歳未満の未成年だと絶対に口座開設ができないという訳ではなく、「ジュニアNISA」などの制度も設立されたので、親権者または後見人がいて、口座を開設などをする場合は、未成年でも開設が可能なところがあります。

そのような証券会社は、大手や対面式のところが多く、ネット専業に関しては、基本的に個人で取引を行うスタンスなので、未成年の開設は対応していないところが多いです。

詳細は、自分が開設する証券会社での確認が必要です。

(3)口座開設に必要なもの

証券口座を開設するのに必要なものは、個々の証券会社によって若干異なるため、開設する証券会社での確認が必要です。

ここでは、一般的に必要な物をだけをお伝えします。

「本人確認書類」と「マイナンバー」の提出は必須になっています。

あと「印鑑」も必要な場合があります。

本人確認書類は、多くの証券会社が、運転免許証・健康保険証、パスポートなどを本人確認書類としています。

証券会社により、口座開設に必要な本人確認書類の種類が異なっていますので、そこは個別に開設する証券会社に確認が必要です。

「本人確認書類」は、運転免許証やマイナンバーカードのような顔写真付きの証明書は、原則1通用意することになっていますが、各種保険証のような顔写真の付いていない証明書だと、もう別の種類の書類が必要になります。

ただ、そこも証券会社によって異なりますし、開設する際に、例えば運転免許証1通で本人の確認が取れないような場合は、別の証明書の提出を求められる場合もあります。

(4)注文方法

指値注文と成行注文で、株の注文を発注した場合の注意点

①指値注文

指値注文は、その名の通り値段を指定して注文する方法です。

例えばA社の株を1,543円で購入したい場合、1,543円以下でないと買わないという注文なので、1,543円より上の値段で購入することはないですし、タイミングによっては、1,543円以下で取引が成立する場合もあります。

メリットとしては、自分の買いたい値段で買える、売れることですが、相手方がその値段になければ、売買は成立しません。タイミングによっては、株価が上昇し、買い時を失ったり、逆に下落し、売り時のタイミングを逃してしまったということも起こります。

②成行注文

成行注文は、値段を指定せずに注文する方法です。

相手方の値段に合わせるという注文なので、買いの場合は、売り方の値段になりますし、売りの場合は、買い方の値段になります。

「成行注文」のメリットは、買いそびれる心配がないという利点はありますが、取引があまりない、もしくは、取引が活発などの場合、思わぬ値段で約定してしまうという短所があります。

株式の注文方法は、一般的には、指値注文と成行注文ですが、ネット証券などは、買い時、売り時のタイミングを逃さないようにと「逆指値注文」などの設定ができたり、後は、「寄付」「大引け」「不成」などの注文方法もあります。

SBI証券では、そういった様々な注文方法ができるようになっていますが、注文の方法も証券会社によって異なります。どこまでできるかは個々の証券会社へ確認した方がよいでしょう。

ファンダメンタル分析

株式投資の基本として「長期保有」があり、株を安く買って、長期に保有して高く売る。

単純で簡単なことですが、現在の株価が安いのか高い位置にあるのかは、どのように決まるのでしょうか?

時々、暴落した株を安売りしているといって買う人がいますが、デパートのセールとは異なります。

ここでは、企業の基礎的な条件や要因、例えば、業績や財務状況などから、投資判断をするファンダメンタルズ分析から、特に注目されるPER・PBRという代表的な指標をお伝えしていきます。参考にしてみてください。

(1)PER

PERとは「price earnings ratio」の略で、株価収益率と言います。

株価が割安なのか割高なのかを判断するための指標です。PER(株価収益率)は「株価÷1株当りの当期純利益(EPS)」の式で算出されます。

例えば、1株当りの当期純利益が50円であれば、株価が、1,000円のPERは20倍になります。ただ、個々の株式のPERだけで、割安割高とは決められず、判断材料としては、業種でみることが必要になります。

なぜかというと、業種によって、PERが低い業種と高い業種があるからです。

電気・ガスなどは、業種全体でみた時に、PERが低く、逆に精密機器は高いので、精密機器の会社と電気・ガスの業種の会社のPERを比べた時に、電気・ガスの会社の方がPERが低いということがおきてしまい正しい比較ができないからです。

比較する際は同業他社と比べて、判断する必要があります。

また、単にPERだけをみて判断するのではなく、複数の指標を照らし合わせ総合的に判断することが必要です。また、業種によってはPERの平均値がバラバラの所があり注意も必要です。

(2)PBR

PBRとは「price book-valueratio」の略で、株価純資産倍率と言います。

現在の株価が、1株当たりの純資産(BPS)に対して何倍まで買われているのかを見る指標です。

PBR(株価純資産倍率)は「株価÷1株当り純資産(BPS)」の式で算出されます。

1株当りの純資産(BPS)が500円で、現在の株価が1,000円の株式のPBRは2倍になります。

PBRも一概に、割高、割安と言えませんが、一般的に、PBRが1未満なら割安と言われています。

なぜかというと、PBRは、企業の解散価値をはかる指標と言われいるからです。

例えば、現時点で会社が倒産したとしたら、PBR1倍から、株価と資産価値が同じと判断されます。

ただ、これもPERと同じで、将来性・財務内容が、よくない場合もPBRが低くなる反面、新興企業などは、純資産が少ない場合に、分子となるBPSが小さくなるため、相対的にPBRが高くなるということも起こります。

そのため、ただ低いから割安ではないということです。

しかし、将来性がある事業で、財務の健全性も高く、業績も悪くないといった企業が、現在、PERもPBRも低い場合は、将来性がある(株価の上昇余地がある)と推測されます。

また、業種によってPBRの平均値がバラバラですので、同業他社と比べて安いか高いかの判断をすることも必要です。

一般的に、新興市場に上場の銘柄は、PERもPBRも高い傾向にあったり、数値が出ない場合などもあります。

それは、新興市場に上場する銘柄は、先にも述べましたが、純資産が少ない、値がさ株(1単元あたりの株価が高い)傾向にあるため、PERやPBRの計算を行うと、高くなったり、将来性を見越して、上場しているので、赤字の企業などや売り上げよりも先行投資に必要な経費が多くなる傾向があり、利益がでず計算ができない場合もあるからです。

ファンダメンタル分析は、会社四季報や東京証券取引所のホームページなどや各企業のIRの欄で確認ができます。

テクニカル分析基礎

テクニカル分析とは、過去の値動きやデータを分析し、これから先の相場展開を予想することです。

長期に保有していく場合も、先を予測することも必要です。

企業の株のトレンド(傾向)をみることで、資産の配分などやこの後の運用も異なってくるからです。

短期投資と呼ばれる一日から数か月程度の短期投資には、ファンダメンタル分析よりもテクニカル分析による投資判断の方が、向いているとされています。

(1)テクニカル分析の分類

テクニカル分析は大きく「トレンド系」と「オシレーター系」の2種類に分類されます。

①トレンド系テクニカル分析

トレンドとは相場の方向性のことです。

株価の動きには、上昇、下降があり、期間は、長期、短期分かれて判断をします。

値動きは、どの期間をとっても波のように動きます。

トレンド系テクニカル分析は、その動いた波を分析する方法で、下記の指標が使われています。

  • 移動平均線
  • 一目均衡表
  • ボリンジャーバンド
  • パラボリック

②オシレーター系テクニカル分析

オシレーター系は、相場の過熱感をみる指標で、現在の株価が買われ過ぎなのか、売られ過ぎなのかが判断できます。 以下の指標を使って判断します。

  • RSI
  • RCI
  • ストキャスティクス
  • MACD

【※テクニカル分析の注意点】

テクニカル分析では、過去の値動きを分析し、未来を予測する手法のため、必ずしも今の動きが、過去の動きの予想になるとは限らないからです。

ただ、ある程度、どのように動くかという方向性を決める判断の目安にはなるため、テクニカル分析を覚えて、先に紹介したファンダメンタルズ分析と合わせて利用するといったことをおすすめします。

思わぬ方向に動くといったことも考えられますので、テクニカル分析で株を買う時などは、予想通りいかなかった場合の損切りのラインを定めておくことも必要です。

(2)ローソク足

ローソク足は、その名前の通り、ローソクのような形で、取引状況を一目で判断することができます。

形は、ローソクと呼ばれる長方形の胴体部分と上下の線(上ヒゲと下ヒゲ)で表示され、上ヒゲ(高値)は、ローソクの胴体の上に伸びている棒、逆に下ヒゲ(安値)は、ローソクの胴体の下に表示されます。

しかし、取引によっては、ローソク足の胴体がない時やヒゲがない場合もあります。ローソク足は、いくつかのパターンを覚えることが必要になります。

ローソクの胴体部分は白抜き表示と黒塗り表示で表します。「陽線」と呼ばれる白抜きのローソク足は、「終値(おわりね)」が「始値(はじめね)」よりも高くなった場合に表示されます。

一方、黒塗りのローソク足は、「陰線」と呼ばれ、白塗りとは反対に、始値(はじめね)」より「終値(おわりね)」が安く終わった場合を意味します。

そして、これらのローソク足を左から右に連ねて株価の変動を示したものがローソク足チャートです。

ローソク1本で1日の動きを示す日足(ひあし)、1週間の動きを示す週足(しゅうあし)、1ヵ月の動きを示す月足(つきあし)があり、日や月、年での取引の様子が一目でわかるようになっています。

長期的なトレンドを見るには月足、細かい動きを確認するには日足というように使い分けてみることで、その株価の動きがよくわかります。

(3)移動平均線

①移動平均線とは

株の売買のタイミングを知る指標として、「移動平均線」があります。「移動平均線」は、一定期間の平均価格をチャートにしたものです。

このような株価の動きを指標にしたものを一般的に「テクニカル指標」と呼ばれていますが、その中でも移動平均線は、使いやすい指標として多くの人が利用しています。

指標は、多くの人に利用されいるほど、使いやすく、性能度も高くなります。

移動平均線の知識と利用法を知ることで、より株価の動きに興味が持てるはずです。

移動平均線は、投資家の間でよく利用されているので、移動平均線のチャートは、株価の傾向について有効だと言われています。

テクニカル指標の中で利用するためにも知っておく必要があります。

移動平均線を利用して取引をするトレーダーは非常に多く存在してます。

そのため、株価と移動平均線と紹介した他の機能を使うことで、短期的な株価見通しがしやすくなります。

②代表的な移動平均線の種類

・5日移動平均線

直近5日間の終値の平均値です。5日移動平均線なので、約1週間毎の株価の推移によって、直近では、強い動きなのか弱い動きなのかどうかを判断することができます。

短期的な株価の動きを知るために参考にされます。

・25日移動平均線

直近25日間の終値平均値です。約1ヶ月間での株価の流れを知ることができます。

先の5日移動平均線と比べて、株価の動きがどうなっているのかを知るのに使われています。

25日移動平均線は、短期的に行う乗り換え売買を利用する際に有効な線といわれています。

・75日移動平均線

直近75日間の終値の平均値です。25日移動平均線と比較して、中長期の株価の流れの転換を確認するのに使われています。

詳しくは後述もしていますが、5日移動平均線と25日移動平均線の比較は、あまり有効ではなく、中期的な株価の流れの転換を確認するのに、25日移動平均線と75日移動平均線は使われたりもします。

・200日移動平均線

直近200日間の平均値です。終値の株価が200日線までだと、(営業日ベースだと約1年くらい)になりますので、大まかな1年の動きを見ることができます。

株価の値下がりから上昇の転換の動きも表れていることも多くあります。

銘柄によっては、チャート上では緩やかな線に見えますが、200日移動平均線は、株価の強気・弱気の判断もできます。

③移動平均線の見方とコツ

<移動平均線の方向>

まずは移動平均線が示している方向から確認できます。

移動平均線が、上に向かっているのであれば、上昇傾向だということ、下に向かって進んでいるのではあれば、下落傾向だと読み取ることができます。

<移動平均線の傾き>

移動平均線の傾き方です。移動平均線の傾き方の具合を見ることで、トレンドの強さを判断することができます。

例えば、移動平均線が上向きに進んでいて、その傾きが急であれば、強い上昇トレンドを表しています。

反対に、移動平均線が下向きに進んでいて、その傾きが急だと、勢いがある下降トレンドを表しています。傾斜の角度を見ることによって、トレンド強弱がわかるようになります。

<時間軸の違う移動平均線との関係>

さらに時間軸の違う移動平均線との関係を見ることによって、今後の動きを予測できるようになります。

例えば、5日移動平均線と25日移動平均線との乖離を見れば、調整局面や反発局面のタイミングを想定できるようになります。

また、日足チャートと週足チャートを比較し、上昇トレンドを見つけることで、トレンドに乗ることができるようになります。

④ゴールデンクロスとデッドクロス

ゴールデンクロスは、短期の移動平均線が長期の移動平均線を下から上に突き抜けている場合、株価の上昇シグナルだと言われています。

一方、デッドクロスは、短期の移動平均線が長期の移動平均線を上から下に突き抜けていて、これは株価が下落するシグナルと言われています。

<ゴールデンクロス(デッドクロス)の見極め方>

ゴールデンクロスは、短期移動平均線が長期移動平均線をただ上に突き抜ければ、買いのサインがでたと判断するのではなく、抜ける間での、ゴールデンクロスを形成するまでの形で、サインの判断をする必要があります。

・長期移動平均線が上昇中の場合

ゴールデンクロスが表割れた前の期間に、長期の移動平均線が上昇していた場合、株価の上昇がより強くなる可能性があります。

ただし、株価の動きで、ゴールデンクロスは表われるため、急激な上昇の後には、上昇しないという時もありよく動きを見ることが必要です。

・長期移動平均線が横ばいの場合

ゴールデンクロスが、表示される前の期間で、長期移動平均線が、ほとんど動いていない場合、そんなには上昇しない可能性が高くなります。

・長期移動平均線が下降中の場合

ゴールデンクロスが表示される前の期間で、長期移動平均線が下がっている場合、そんなには上昇しないとなるか、ゴールデンクロスを付けても、すぐに下降トレンドに入ってしまう可能性もあります。

デッドクロスの場合もゴールデンクロスと同様の動き(逆パターン)として考えます。

<ゴールデンクロス(デッドクロス)の注意点> 

・投資初心者はカモにされることがある。

既に説明してきたように、ゴールデンクロスは投資初心者にとって使いやすい、見やすい指標です。

しかし、ただゴールデンクロスが出たから必ずしも株価が上昇するということではない場合もありますので、注意が必要です。

理由としては、ゴールデンクロスだけを頼りに、判断をすると、ゴールデンクロスが表われたら、上昇すると思い、買い注文を出してしまいます。

投資上級者はその意図を汲み取って、ゴールデンクロスが表われると買い注文が集まり、さらに株価が上がるため、投資上級者は、そこで大量の利益確定売りをします。

そうすると結果として株価は下がり、ゴールデンクロスが表われた段階で買い注文を出していた人は、株価の下がり場合によっては含み損が出ます。

一方で、投資上級者はゴールデンクロスが表われる前に、すでに買って保有していたり、ゴールデンクロスが現れた時点で、売却だけでなく、空売り(信用売り)を発注する可能性もあります。

そうするとさらに売りの勢いが強まり、株価の下落を後押しします。

・ゴールデンクロスにはだましがある

テクニカル指標の中には、だましと呼ばれる表示があります。

ゴールデンクロスにもこのだましがあります。

理由は、上記で書いたことなのですが、ゴールデンクロスは、買いサインの表示ですが、実際には、その逆の下がることも起こるということです。

ゴールデンクロスはあらかじめ予想することが簡単なため、その前に、ゴールデンクロスを形成するような取引を始める人もおり、ゴールデンクロスが表われた時に、その逆に取引を仕掛けることをします。

・ゴールデンクロスは後についてくるサイン

ゴールデンクロスは、テクニカル指標に分類としてはトレンドフォロー系と呼ばれます。

移動平均線を元に相場を判断するテクニカル指標で、過去数日間の株価の動きを判断する指標で株価の過去の動きを後追いをしてできるサインを判断します。

だまし対策としては、ゴールデンクロス単独で投資の売買をするのではなく、複数の指標を比較して見る、もしくはゴールデンクロスが現れても、本当に買いのサインなのかを見極めるのは難しいので、安易に手を出さずに様子を見ることも必要です。

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絶対に覚えておきたい手法<グランビルの法則>

(1)グランビルの法則とは

最後に、先に案内した、株価と移動平均線との関係を利用し、8つのチャートパターンから株式投資手法を編み出した米国のジョセフ・グランビルというアナリストがいるので、ご紹介します。

グランビルの法則は、シンプルに株価と移動平均線からアプローチするという手法で、株の投資方法としては、最も有名な法則です、

方法は、株価と移動平均線から買いのタイミングを見極めていきます。

「法則」というと簡単に勝てそうなイメージがありますが、実際にはそうではなく、グランビルの法則は、有名で、株の本では、必ずといって良いほど書かれており、知れ渡っているのに、意外と使われていません。

「グランビルの法則」は相場の原理原則であり、この法則をマスターすることで、株だけでなく、FXなどの取引をする際にも使えます。

「グランビルの法則」は「8つのチャートパターン」を覚えて、取引をする際の判断材料に使えるように、理解していくことで、取引の幅も広がるのではないでしょうか。

売買しかないため、グランビルの法則の8つのチャートパターンには「買いシグナル4つ」と、その逆の「売りシグナル4つ」があります。どちらか一方の4つのパターンを覚えればマスターできます。グランビルの法則は、この8つの売買シグナルがすべてです。

それでは具体的に8つのチャートパターン見ていきます。

(1)買いシグナル<その1>

画像の「①」のポイントを見てください。

ゴールデンクロスです。

ローソク足(または5日移動平均線)が25日移動平均線を下から上に上抜いたタイミングで、買いシグナルになります。

このシグナルは、グランビルの法則の中でも最も代表的なものです。多くの投資家もここを買いポイントとして活用しています。

注意するとこりは、25日移動平均線が上昇傾向にあるかといういうことです。

25日移動平均線が上向いている表示は、株価が上昇トレンドに向かい始めたことを表すので、①の売買シグナルになります。

逆に、25日移動平均線が下向いているのに、ゴールデンクロスが発生している場合、グランビルの法則では「⑥」のシグナルになります。これは後述しますが、売りシグナルです。

(2)買いシグナル<その2>

画像の「②」のポイントです。

ローソク足(または5日移動平均線)が25日移動平均線を上から下に下抜いています。

これを「デッドクロス」といいます。ゴールデンクロスと逆の動きをします。

これは、「⑤」と同じで、本来は、売りシグナルの表示ですが、25日線移動平均線が上方向になっている場合は「弱い買いシグナル」と捉え、押し目買いのポイントと判断できます。

このシグナルは、上昇トレンドの最中で、株価も安い位置で買うことができるメリットがありますが、デッドクロスがあるため、このポイントで、トレンドが転換することも少なくありません。

つまり、上昇せずに下がってしまうという可能性もあります。

株式を安く買える分、リスクの大きい買いポイントでもあるので、25日移動平均線が下向き始めたら損切りになる可能性もあります。

(3)買いシグナル<その3>

画像の「③」は、押し目買いのポイントです。

上昇トレンドで株価が値上がりしていても、なかなか一本調子に上がっていく株式は少ないです。利益確定などの売りがあったりして、一時的な株価下落と上昇を繰り返しながら、上がっていきます。

グランビルの法則である「③」のポイントは、一時的に株価は下がっていますが、まだ25日移動平均線を割り込んではいません。

さらに、25日移動平均線は引き続き上向きに動いているので、上昇トレンド中の押し目買いのポイントとなります。

(4)買いシグナル<その4>

グランビルの法則では、移動平均線で、売買のトレンドを知ることが目的です。

グランビルでは、25日移動平均線から離れすぎた株価は、必ず移動平均線に戻ろうとする力が働くとされています。

画像の「④」の買いシグナルがこの部分になります。リバウンド狙いとして買うポイントとなります。、

株価のトレンドの形成は、株価は、25日移動平均線の上にあるのか、下にあるのか、乖離しているのかそうでないのかというのが重要で、25日移動平均線から離れれば離れるほど元に戻ろうとする可能性が高まります。

しかし、「どのタイミングで反発するのか?」というのが問題です。

株価が反転する瞬間を見極めるのは困難です。そのため、25日移動平均線だけでなく、RSIや乖離率などの他のテクニカル指標を組み合わせて、株価の底(安いところ)なのか、買ってもよいのかということを判断するほうがよいでしょう。

移動平均線だけ見て、リバウンド狙いの買いは、避けたほうがよいでしょう。

リバウンド狙いの買いは、安く買えるチャンスではありますが、リスクの高い取引なので、②の買いシグナルと同様に積極的に狙うには、慎重と注意が必要な取引です。

(5)売りシグナル<その1>

今度は、売りシグナルの判断ですが、売りシグナルは、ここで売却して良いかどうかのタイミングを知る、空売りをするタイミングの判断材料として使われます。

画像の「⑤」は、買いシグナルの「①」を逆にした「デッドクロス」です。

25日移動平均線が下向いている状態で、ローソク足(または5日移動平均線)が25日移動平均線を上から下に下抜いているので、売りシグナルと判断します。

利益確定や空売りを仕掛けるタイミングとしての判断のポイントになります。

(6)売りシグナル<その2>

画像の「⑥」は、ゴールデンクロスにはなっていますが、25日移動平均線は、下向きに動いているので、一時的な株価の戻りになっていると判断します。

この場合は、売りタイミングを逃して、株価が下降トレンドに入ったということが感じられます。

(7)売りシグナル<その3>

画像の「⑦」は買いシグナルの「③」に相当します。

空売りを仕掛けるポイントの目安になっており、一時的に株価が反発してもそのまま上昇トレンドになる可能性は薄いので、一瞬だけの現象と判断し、そのまま売却をせずに保有しておくということも判断できます。

(8)売りシグナル<その4>

画像の「⑧」は、売り抜けるポイントの表示です。

株価が急騰し、25日移動平均線から大きく乖離した場合、そこから移動平均線の位置まで戻る力が働く可能性があるからです。

一番高いところで売ることは難しいので、株価が勢いよく上昇し、移動平均線から離れすぎていることを確認たら、利益確定のタイミングが高い可能性があるということです。

株価が吹き上がったポイントは「吹き値」と呼ばれています。

このポイントでの売却を「吹き値売り」と呼ばれています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

本書ではまずは、株式投資を正確に理解するために欠かせないファンダメンタルズ分析やテクニカル分析に関して解説してきました。

インターネットの普及に伴い多くの人にとって株式投資は今後も益々身近になっていくことは間違いありませんが、どちらにしても、しっかりとした知識やルールを知らないと時にとても大きな損害を被る危険性もあります。

株式投資は世界や日本の様々な株式に投資をおこなっていくことで成り立つのですが、全てが全く同じ動きをするわけではありませんので、日頃からこの点を十分に理解して、各銘柄の値動きの特徴やまた収益性などに関しても十分に学習をしてみてはいかがでしょうか。

しっかりとした学習が、ハイリスクハイリターンの株式投資を、長い目で見て、安全に確実に勝てる投資家へと導く事が可能なのではないでしょうか。

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最後に

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